パンピーとトッププロの差
あけましておめでとうございます。天野です。
今年もよろしくお願いします。
今、私は帰省する電車の中で、崎陽軒のシウマイ弁当を食べながらこの記事を書いています。(最近は毎年元旦の朝に帰省していますね。電車が直前でも取りやすいので。)
新年一発目のネタは、「パンピーとトッププロの差」の話です。
これはもちろん物理的な障壁のことではなく、実力についての話になります。
なぜ、そんな分かりきったことを今更書こうと思ったかというと、最近ありがたいことに、トッププロの方々と長期戦をする機会を頂き、それを通じて自分(パンピー)と彼ら(トッププロ)の間には圧倒的な実力差があると痛感し、それが特にどのような部分においての差であるのかについて、多少具体的にイメージがついてきたからです。
冗長に書いていてもしょうがないので結論を述べると、トッププロがやっていて、パンピー(自分)が出来ていないことは…
相手の意図を読み取り、それに応じて動きを変えること
です。
どういうことか説明していきます。
まず、自分とトッププロの方々を比較した時に、細かい部分の知識(フレームなど)に関しては、そこまで大きな差がないのではないかと思っています。これは個人的にそういう部分を調べることが好きで、そこそこやっているからです。
しかし、圧倒的な差を感じるのは、対戦の中で相手の動きからその相手の意図を読み取る能力、そしてそれに適した戦略を即座に投入していく能力です。
これは特に長期戦をしてみて痛感したことですね。
具体的には5先で対戦していたのですが、最初の1~3試合については勝ったり負けたり出来ていても、それ以降の試合では一気に全く勝てなくなりました。
どうしてだろうと思って振り返ってみると、自分の動きは5先の中であまり変わっていませんでした。
最初のうちは当たっていた技が当たらなく、通っていた選択肢が次第に通らなくなっていきます。それは、自分の動きは変わっていないのに対し、相手は私の動きを読み取り、それに対応した動きをしていたからです。
自分は相手の動きをあまり読み取ろうとしませんでした。強いて言えば起き攻めの時に「前はあの選択肢で崩れなかったから…」と思うくらいです。
試合の中では、実は様々な情報が散らばっています。相手がよく使う連携、各技をガードした時にどの技で打ち返しているか、起き攻め被起き攻めでの状況別選択肢の傾向などなど…
それらをインプットして、そこに対する答え(勝てる選択肢)をぶつける。
トッププロは特にその能力に長けていると感じました。
これは昨日行われたジョビンさんとマゴさんの10先からも見て取れると思います。
ジョビンさんのキャミィ戦は仕上がっており、良い動きで序盤は勝利を重ねますが、中盤になるとマゴさん側がジョビンさんの動きのクセを読み取り、それに勝てる選択肢をぶつけていきます。マゴさんはそこから一気に7連勝し勝利。
これこそ、マゴさんの相手の動きからその意図を読み取り、それに応じて動きを変える能力が光った10先であると感じます。
では、この能力を身につける為に我々パンピーはどうしたら良いのでしょうか?
必要なのは、
①試合中に画面から得られる各種情報を頭に入れること。
②得られた情報を元に論理的に考え、相手の意図を読み取ること。
③自分の動きの幅を広げたり、細かい部分での知識を身につけることによって、様々な選択肢を予め用意しておくこと。(試合前)
④予め用意した選択肢から、読み取った相手の意図に応じて勝てる選択肢をぶつけていくこと。
以下繰り返し。
これらを意識しながら試合をこなしまくるということだと私は考えます。
自分は普段、なんとなく手なりで対戦してしまうことが多いので、それをやめて、こういったことを意識し、1試合1試合を意味あるものにしていきたいと思います。
と、いうわけで今回の記事は終わりです。
あくまで今の話は個人的な解釈であり、正しいのかは分かりませんが、これに則って対戦していくことを今年の目標にしたいと思います。
意見や反論などあれば、Twitterでもここのコメントでもお気軽にご連絡下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
と書いていたら丁度名古屋につきました笑